[Cryptocoryne]

私の育成種



C.uenoi の水上育成について... orz

基本的に水中での育成が適しているのは間違いないです。(いきなり否定かよ、オイっ!)

我が家では適した環境が用意できず、しかたなく水上育成しているのですが、同様な事情をお持ちの方、いや何が何でも水上命・あえて修羅の道を歩む方に何かのヒントになるかもしれないので、かってにインプレ書きます!

ずばり、Cry.ウエノイ水上育成のポイントは2つ。

用土

■通気性

用土は通気(水)性の良いものを使用します。
我が家では桐生砂をメインに赤玉土と珪砂、大磯砂を少し混ぜています。
赤玉土は保肥性を考えて少し使うようにしてます。
珪砂は、長期の育成で用土が極度に酸性に傾くことを防止する目的で使ってます。大磯砂はアクアリストの端くれ、一寸の虫にも五分のプライド(笑)ってことで用いただけで深い意味はありません。大勢に影響無いでしょう。
微塵はふるいにかけて丁寧に除きます。(これ重要!)

塗り鉢でない素焼きの鉢とし、腰水は低め、5mm以下としています。

水苔でも十分に育ちますが、良質の乾燥水苔(グレードAAA以上)を使い酸性度を低くするため、一晩、水に漬け込んでから使用するようにします。
腰水は保水性が大変高いのでほとんど無くても可、用土よりさらに低めが良いでしょう。

■湿度

葉が薄く、湿度変化/蒸れを極端に嫌う(油断するとすぐしおれてしまう、撮影時には極度の緊張を伴いますw)ようですので、とにかく環境を一定に保つことが重要ではないでしょうか。
一般の水上育成用ケースは、ガラス蓋をずらすなど湿度調整のために隙間を開けてますが、天候や外気温の変化がケース内の湿度にかなり影響(*)を及ぼすようですので、専用のケース(100円ショップの半透明のタッパー/食パンケースでもよいです)に収容して隔離します。 私はこの環境を一定に保ち易い「隔離」が一つのポイントだと考えています。じり貧株の復活をかけるECR;緊急クリプト救命室は、水上化が難しい種を収容するにも最適だと考えます。

(*)我が家は夏の育成環境が過酷なため開放ぎみにつき、皆さんが実践されているより、湿度変化が顕著なのかもしれません。

ケース

Cry.ウエノイはCry.ストリオラータ、ブローサにもあてはまると思いますが、水中から水上に上げるのに難しい、つまり環境が合わない/ダメな時は一気に「逝く」種ではないかと感じています。

全てのクリプトコリネ水上育成において、「通気性」と「湿度」は重要な要素だと思いますが、水上育成が難しいと言われる種は、このスイートスポットが極度に狭いだけかもしれません。

[2005.10.]



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