 |
 |
Emergency Crypto Room 入室のしおり |
 |
 |
1.ECR準備
救命室は100円ショップで売っているような蓋付きのポリプロピレンの小物(収納)ケースや、食パン保存ケースの利用がお手軽で便利です。(ある程度中の状態が見えるような半透明で密閉できる容器がGoodです) プラケース等があるならそれでも良いでしょう。
クリプトコリネの植込みやケース内の湿度を一定に保つため水苔を用意します。乾燥水苔で可、あらかじめ30分〜1時間程度水につけ戻しておきます。
2.前処置
まず溶けてしまった葉や茎はきれいに取り去ります。同様に溶けたり柔らかくなってしまった根、根塊(いも)の部分は丁寧に取り除きます。ズルズルな部分は精製水や状態の良いミズクサ水槽の水で流すと良いです。
硬い部分が残っていればそれに復活を賭けます!私は残った根の部分にハイフレッシュをまぶすときもあります。(気休めかなぁ)
3.ECR入室・治療
乾燥水苔を水で戻し(ヒタヒタにしないこと、強く握ると絞れるぐらい程度)たものに根の部分をくるんでECR内に収容・密閉します。 なお、根がある程度大きく残っているような株は、育った後の移植を考え、あらかじめジフィーポットに植え込みを行っておくのも良いでしょう。
治療にあたって専用の照明は不要、ECRを設置した部屋の明かりだけでスタートします。 新芽が展開するなど復調の兆しが見られたら、水上育成ケースに隣接させ、漏れた光にあててやるようにします。
あとは一旦設置してからはケースを動かさないこと、ひたすら待ちます。何度も覗いてはいけません(笑) ただしECR内の乾燥やカビの発生を防ぐため、数週間−1ヶ月程度の間隔で換気をかねてECR内の水苔が乾燥していないかチェックは入れましょう。
水苔が乾燥気味の場合は、スポイト等で清浄な水をポタポタと補給してあげます。ケースの底に水が溜まってしまうなど、与え過ぎてしまった場合は、余分な水をスポイトで吸い出してあげます。 貧栄養な状態(葉が黄化したり、葉脈が異常に浮き出ている)が見られたら、肥料分の入った溶液を補給してあげると良いです。(メネデール1000倍溶液、ハイポネックス微粉2000-3000倍溶液)
うまくいけば数ヶ月〜1年を経過したあたりで、水苔自体も復活し生水苔もゲットできます! \(^o^)/
|