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ちょっと気分を変えて番外編ってことで．．．

エリック・オールマン。
現在のインターネットでも良く使われているメールプログラムであるsendmailの作者だ。
今はオープン・ソースと両立で商用sendmailの会社を設立、米国SENDMAIL社 CTO（最高技術責任者）を務める。

今回の来日目的は、送信者認証技術に関わる講演だったのだが、セミナーとは別に少しテクニカルな内容を直接本人に語ってもらう機会に恵まれた。
＃たまたま６人で彼の貴重な時間を独占してしまった。なんと贅沢なっ！

黒のポロシャツ、SENDMAIL社の販促なのか？胸にSENDMAILのロゴが入った黒のポロシャツを颯爽と身にまとったエリック。
下半身はGパンに白のスニーカーで、さすがに短パン、サンダル履きではなかった。

あご髭（これまたIP系シスアドのコテコテな姿を勝手に想像していたのだが、笑）もなく、あっさりと短めな髪型だ。
んっ？紐みたいなものが垂れている．．．
何だろ　と目を凝らすと襟足の部分を30cmほど伸ばし、細い三つ編みにしている。
一瞬ジェダイかとおもたよ。髪型でもしっかり自己主張しているところがイイッ。

プレゼンで彼が使用したノートPCはアップル社のPowerBook G4だ。
TOPカバーのりんごの中にはデビアン「悪魔くん」が、右上隅にはSENDMAIL社のロゴが入ったステッカーが貼られていた。
Mac OS XはNetBSDベースにMac のデスクトップ機能を被せたものだから、なるほど気が利いてますなぁ

E-mailに関する問題として、日本でも取り上げられることの多い「スパム（Spam）」の他、欧米では最近、「フィッシング(Phishing)」と呼ばれるメールを使った詐欺行為が深刻な問題を引き起こしている。
フィッシングとは、架空請求やなりすましWEBサイトへ誘導してクレカ番号や銀行の口座番号を盗む手口だ。

米Yahoo!、米AOLといった大手各社では、互いに協力体制を築いており、既にダイヤルアップやADSLサービスで用いられる動的アドレスからは直でSMTPを不可とするため25番ポートを占める動きもあるようだ。

それにしても彼の個人的に使用しているアドレスとビジネスで使用しているアドレスの両方に落ちてくるスパムメールの通数は、１ヶ月で5万通に達するそうだから恐ろしいものですね。フィルタリングどうしてるのかなぁ。

こうもり本にいただいたサイン（残念ながら私のじゃないですが）

本を見つけるとニコニコしながら自ら万年筆を取り出して、気前よくサインしていただきました。
鮮やかな青いインクがまぶしいです。

[2004.07.26]