[Petit DIY]

40W蛍光灯 - 照明器具



120cmメインタンク導入の際、設置場所(階段下の収納スペースを利用)の制約事項として上方のスペースが十分にとれないことからメタハラをあきらめ、蛍光灯による照明を検討しました。

60cmや90cmタンクの場合、そのサイズにあったアクアリウム用の照明器具が多く市販されています。
しかし120cmタンクの場合は60cm規格品を横に2倍使用するか、アクアリウム用として売られている大変高価な40Wサイズの照明器具を調達することとなり非常にコストがかかるため、自作してみました。

製作から相当期間が経ってしまっていますが、同じような悩みを持つ人に何らかのヒントになれば...

1.外観

完成イメージ

蛍光灯用ソケットを角型アルミパイプに取り付け、配線を全てパイプ内に通すことでスッキリさせることができました。

この蛍光灯部分の両端を支えるため、スチールラック用L型フレームを壁面に取り付けてます。 水槽メンテナンス時はこのL字フレーム上で蛍光灯部分を自在にずらして、照度を落とすことなく作業が可能です。


2.機器、パーツ類


製品名、型番

1グロー式安定器(*)
 サングロウ電機
 品番:FCS4011LG-A/1 100V/50HZ
2グロー用ソケット(*)
 品番:RIKEN FG-4P
3電源用コード(7A)
 (器具間の配線にも使用)
4スパイラルチューブ20φ
 (ケーブル類の結束・保護材)
5角型アルミパイプ
6スチールラック用L型フレーム600mm
7L字ステイ(取り付け金具)
8ステンレス製木ネジ、ナット類
9アルミテープ(キッチンテープ)
10絶縁用ビニールテープ
11ブチルゴム(無くても可)
12耐火性パネル(廃材を利用)

1997.07製作
材料費の細かな金額は失念してしまいましたが1灯あたり大体5,000−5,500円程度で作成できたと思います。
(一番高価なパーツは 安定器で2500円程度だっと思います。)


(*)最近は入手しやすくなったインバーター方式(安定器やグロー球を使用せず発熱が少ない、消費電力が削減できるなどメリットがあります)をオススメします。



[回路図]
回路図


ソケット取り付け部アップ

[ソケット取付け]

蛍光灯用ソケットの取付けは単純にステンレス製木ネジで固定しています。
ソケットに配線をはんだ付けするために、アルミパイプに穴をあけ、そこから配線を一旦外出ししています。ソケット取付け後はこの穴をアルミテープで塞いでおきます。
(注)配線のはんだ付け部分がアルミパイプに接触しないよう、ブチルゴムの充填や絶縁テープにより取り付け個所を十分に絶縁しました。

[配線出し]

安定器への配線出しは蛍光灯部分の片側から行い、配線の保護、整理のためスパイラルチューブで結束してます。


配線出し部


安定器とグロー用ソケットの取り付け部

[安定器]

グロー式安定器自身の発熱は80℃ぐらいに達する為、注意して固定します。 ちなみにラピッド式安定器は約60℃、インバーター回路は約40℃程度、発熱するらしいです。

私は耐火性のパネル(家屋の軒下に使う建材の切れ端を建築現場で大工さんから無料で分けてもらいました)にグロー用ソケットとともにネジ止めしてしまいました。
また水温上昇を避けるため水槽からなるべく離し水槽台の下部に設置しました。



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