[Cryptocoryne]

ベストな育成環境を探す

 − ◆クリプトの葉や花の形状等と育成湿度の相関図◆



水上育成において、70%程度を基本とした湿度からどのように調整すれば良いのだろう。
非常におおざっぱだが、クリプトコリネのタイプ別に適していると思われる育成湿度の傾向をまとめてみたい。(大げさだなぁ)


タイプ別の育成湿度 相関図


◆ POINT ◆

水上育成では、湿度をなるべく一定に保つことが、何よりも大切でしょう。
温度差よりも湿度の急激な変化をいかに少なくするかが重要なポイントだと考えます。

特に、葉が薄く水上育成が難しいクリプトコリネにおいては、この湿度のキープが鍵なのではと最近考えています。
(例えばキー、ストリオラータ、ウエノイなど)

高湿度と蒸れは違います。夏場は、ケース内の蒸れを防ぐため、こまめに換気を行うのが良いです。
実は、この換気、すなわち育成ケース内における空気の循環 ※が、照明や用土に次ぐ重要な課題なのではと感じています。

 ※ 閉鎖環境下における蒸れの防止、葉面境界層内の湿度を下げるといった行為

私の場合、エアコンを使用していない(っていうか育成している部屋に無い)ので、夏場は蒸れ防止のためにも葉先に枯れが出るか出ないかぎりぎりの湿度(60%前後[訂正]65%あたりを下回ると、萎れてしまうクリプトコリネが多いので注意が必要)で管理するよう心がけています。
春先からケースの蓋を徐々に開放し、乾燥モードへ移行させます、やりすぎると萎れるので注意が必要です。

なお、幼い株や水上立ち上げ過程の株など、ある程度湿度が必要なものついては、プラケースなどへ分離(密閉のうえ水苔を敷き詰めて湿度を調整)したうえで風通しの良いところへ設置し育成します。
これらの株にとって、強度の照明は単なる熱線であり、かえって成長を阻害するものだと思います。

ボコ葉系は、湿度を高くしすぎると凸凹感が薄れるようです。

育成ケースが大きい=容積があるものや、同一ケース内に良く成長した株を同居させているほうが、総じて結果は良いように感じられます。

でも順調に成長しているはず なのに、いきなり生じる全溶け&消滅は、何が起因しているのでしょうねぇ...
_| ̄|○ < はぁ〜 また、溶けた


[2004.04付記/2007.07付記、訂正]



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