[Tips for Aquarium]

大型水槽の導入における注意点



これから(新築&)大型水槽の導入を検討されている人の参考になれば幸いです。
(注)なお記載された一部の経験談については、何ら保証するものではありませんので、全て自己責任でお願いします。

◆はじめに

    大型水槽を設置するには、一般的な水槽を置く以上に床強度を考慮(当然水槽台もしっかりしたものを準備)することが重要になります。
    私の経験談だと、アパートの畳部屋では90cmぐらいが限界っていうか、これ以上は怖かったです。
    (床強度を保つため、25mm厚のパーティクルボードを最下部に広めに敷き面で受け、一点に荷重が集中しないように注意しました。)

    また水槽を設置する部屋と給排水設備との距離も重要なポイントになります。
    給水/排水ともホースで対応する場合、長くなるほど調整に苦労します。
    とにかく水槽サイズに比例して、水替えの量がハンパな量ではなくなりますので、給排水をバケツリレーで行うにはやはり90cmあたりが限界ではないかと思います。

◆基礎

    ピアノを置いたり風呂を設けるぐらいの気持ちで、床強度を十分に設け(確認)ましょう!
    鉄筋コンクリート造のマンション等では床強度が問題になることは殆どないと思われますが、木造住宅、特に2階に設置するさいは、床の補強等の対策が必要になる場合もあります。 詳しくは施工主の工務店・ハウスメーカー等に確認すると良いでしょう。

    参考まで住宅の居室の床の「積載荷重」については、建築基準法施行令の第八十五条に決まりがあり、1平方メートル(屐砲△燭180kgの荷重に耐えること、とされているそうです。

    W90cmxD45cmxH45cmの水槽の例
     床面積:0.9 * 0.45 = 0.405屐―杜漫182kg(*)以上

    W120cmxD45cmxH45cm水槽の例
     床面積:1.2 * 0.45 = 0.54屐―杜漫243kg(*)以上

      (*)
      水の重さ(概算)だけです。
      実際の床への荷重としては、これ以外に水槽自体の重量、内容物(底砂やレイアウト用の石と引き換えに、容積は減りますが重量は増します)や濾過装置、照明器具等の重量の合計となることから、何も施さなかった場合には90cm水槽あたりが設置の限界かと思われます。
◆搬入

    廊下・階段・エレベーター・玄関等の開口部寸法などを確認しておきましょう。
    部屋のドアや廊下が狭い場合、窓やベランダから搬入したりすることも可能と思われますので専門家に相談してみると良いと思います。
    一戸建ての新築など施工時に搬入する場合は、気にしないで良いのかもしれません。 当然アクリル製よりガラス製のタンクは重くなります。アクリルなら90cmぐらいまでは一人で運べますが、これ以上のサイズの大型水槽では厳しいでしょう。

◆給水・給湯設備

    水槽の設置場所に給水・給湯のための水道をつけてもらいましょう。蛇口は湯水混合水詮が便利です。
    サーモスタット式などあまり凝った水詮をつけてしまうと、将来R/Oなどの浄水器をつけたくなったときに口が合わずに苦労するかも知れません。

◆排水設備

    水槽の設置場所に配水管を設けてもらいましょう。
    トラップや配水管全体の通気を確保する通気管についても確認したほうが良いです。

◆排気(または配管)設備

    大型水槽の場合、部屋全体の冷暖房・空調設備である程度水温を保つことを前提としたほうが良いかも知れません。
    水槽を暖めるのにはヒーターを使用すれば良いのですが、夏場の水温上昇を避けるために専用の水槽用クーラーを設ける必要があるかもしれません。
    コンプレッサー自身を屋外に置くようなタイプなら配管が必要ですし、屋内で使用するタイプの場合は排気熱の処理を考えておましょう。
    (水槽をインテリアとして置く場合は、濾過装置やCO2機器などと同様にクーラーを隠蔽すると思います。この場合、特に排熱のことを考慮したほうが良いです)

◆電源設備、アース

    水槽用のコンセント類は、分電盤にて専用回路(ブレーカを別にする)を設けたたほうが良いでしょう。アースもあったほうが良いです。
    なお、メタハラなどを照明に使う予定があるなら安定器の電源用に200V/220Vの回路をあらかじめ用意しておく(配線も済ませておく)のが良いかもしれません。

◆水槽台、設置について

    角材+コンパネ(合板)でかなり強度が高いものができるそうですので創作家具屋さんとか施工店に相談されると良いと思います。
    水平に設置することはもちろん重要ですが、水槽を置く台(面)に歪みや異物がないことを十分に確認してから設置しましょう。
    私は水槽と水槽台の間に数mm圧のコルクボードを敷いてます。

    以前、AquaZOOM(旧 東銀座店)で拝見させて頂きましたが、90cm程度の水槽では水槽台も含めてこれをを移動可能とする耐荷重性能を備えたドイツ製のスライドレールやキャスター(インライン形状となっているもの)が存在するみたいです。

◆水槽設備、照明等

    濾過用のフィルターなどは、濾過を強化する目的というより、止水域を作らないために複数基回して水がよく回るようにすると良いです。

    水槽設置場所における上部の空間が十分あるならば、オープンアクアリウウム+メタルハライドにしたいところです。 残念ながら我が家では、ランプと水面の空間を十分にとることができない条件であったため、蛍光灯による照明としています。
    蛍光灯のメリットは、演色性が容易に選べることとランニングコストだと思います。
    120cm幅の水槽の場合、20Wを並べるよりは40Wとし、効率が良く発熱量が少ないインバータ式をお勧めします。

    最後にお勧めはラインヒーターでしょうか。



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