換水、水換えを考える |
はじめに、ミズクサ水槽を前提とした経験則であることをお断りしておきます。 世の中には、足し水だけで、換水をほとんど行わないでキープされている水槽もあるそうです。 そうした完璧な水槽を持ち合わせない私は、状態を見ながら定期的に換水・水換えを行います。 ただし、換水の頻度や量は、水槽の大きさや飼っている魚の数、ミズクサの繁茂状況など水槽環境により様々ですので一概に述べられないと思います。 水槽が立ち上がり安定してくればミズクサの成長や繁殖による浄化作用も期待でき、水換えの周期を長くあけることが可能となるでしょう。 目に見えない水質の変化は硝酸イオン濃度やpH値等を定期的に測定することで、大体の自分の水槽の特徴をつかむことができると思います。(とかいって最近、全く水質計ってないないなぁ) あと水槽に使用する原水(水道水)の水質を把握しておくことも重要だと思います。 でも一番大切なのは日々水槽をよく観察し、兆候を見逃さずにその水槽にあった換水、水換えを必要時に実施することが大切なのではないでしょうか。
■新芽の展開が悪い/鈍化、葉に生気がない(張りがない)、藻類が目立つようになってきた ■有茎草など植え替えするさい、底砂に抵抗を感じたとき ■肥料を添加したとき/したいとき ■なんとなく水に粘り気が出る(泡切れがわるい)、水が黄ばんできたら ■夏場、高水温となってしまったとき
■魚が病気にならない ■ミズクサの成長が早くなる(逆に育たなくなる草が出てくる) ■底砂にある程度、老廃物、汚泥?がたまる(水槽暦を経た) ■濾過材を掃除したさい白く濁るのでは無く、茶色に濁る ■同様にプロホースなどで水換え(底砂の掃除・毒抜き)したときに排水が茶色や黒色となる ■藻類の発生が少なくなる(藍藻等が発生しない、ガラス面のコケが殆ど発生しない) ■油膜が張らない
外部フィルターを使っている場合はフィルター停止後、吸水側に排水用ホースをつないで排水するとフィルター内の汚れ・ドレイン水が排水できます。 フタがワンタッチ式になっている最近の外部フィルターでは、あらかじめ吸水側に排水弁を設けておくのも良いと思います。 排水弁はT型ジョイント+ホース+園芸用の水量調節弁(レバー付コック)で簡単に設けることができます。 お風呂ポンプも便利ですが、小型水槽では水の入った換水バケツ自体を丸ごと水槽に浸けてしまってから(バケツの中の水と水槽の水位を合わせてから)注水すると底砂を巻き上げずに静かに注水できます。
ミズクサが繁茂しているとか小型水槽など、換水バケツを浸けるスペースが無い場合は園芸コーナでよく扱われてる「1L軽量カップ」とか料理で使うボールなどで汲み取りながら注水すると良いと思います。
私はかつて、90cm水槽で写真の右側の13Lバケツを浸け込んで注水してました。 |
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